倒置法

洋書の英語教材が好きで、いろいろなリーディング(ライティング)テキストを持っている。
英語の感覚を養う目的で、本来のレベルよりもずっと低いレベルのテキストを使用していた。
(レベル1や2)
文法や単語もすべて知っているような、簡単なものだ。
最近、ようやく中級レベルに手をだしてみた(レベル3)。
すると、全体的に少しレベルが上がっている。
単語レベルでは、知らないものがちらほら出てきた。
文脈から推測はできるものもあるが、あやふやなものや、勘違いしているものなど。
文章レベルでは、レベル1や2の文章よりも、若干洗練されているように感じる。
下のレベルでは、文法的に明快な構文や表現が多かったが、レベル3では、若干わかりづらいものが出てくる。
自然な英語に近づいたのだろうか。
そういう文章や表現は、文法的に分析するよりは、そういうものとしてそのままのみこむ(覚える)のが良いだろう。
日本語でも、小さいころに、難しい文学などを読んで、同じようなことをしていた経験がある。
そのときは、文法的に説明をつけようなどとは思わなかったはずだ。
レベル3で、初めて出てきたものとして、倒置法がある。

例(シェーカー教徒の話より):
Not only were the Shakers industrious, but they were creative and inventive as well.
シェーカー教徒は勤勉なだけではなく、創造的で創意に富む人たちでもあった。

読む分にはすんなり理解できる。
問題は、書く場合だ。
自分でも倒置法で書いてみたいが、どういうときに使えばしっくりくるのかがまだよくわからない。
倒置は、強調したい場合や、否定語を使用するときに行う、ということであるが。
別に倒置法を用いなくても文意を伝えられるようなので・・・。
あとは、文学的な響きが出てくるようだ。
前に何かを英訳するときに、興味本位で倒置法を使ったことがあるが、チェッカーに普通の構文に直された記憶がある。
文章の感覚を養うのは難しいものだ。
中級レベルの英語教材